現社長 鎌形憲一の父で、当社二代目社長にあたる<鎌形四郎>が生前に書き記した社史です。
語りべの「私」は四郎自身のことであり、文中の「親父」は、四郎の父(現社長の祖父)になります。

ユーミーマンションを導入したのが平成6年でした。
それまでの当社は公共工事の仕事が9割以上でした。良い物を造っている自身はあったのですが、民間建築での価格競争にどうしても勝てない。今後は「民間建築を伸ばさなければいけない!」と考えていた時なので、何とかコストを抑える事を考えていたのです。

そのおりに前出の営業部長がユーミーマンションを探してきたのです。当時の我が社では、マンションを安く建てる技術もノウハウもありませんでした。その技術を提供してもらい指導してもらう為にFC(フランチャイズ)に加盟する事にしました。

当時この地域には、プレファブ造とか木造の集合住宅はありましたが、鉄筋コンクリート造のマンションは少なかったのです。あったとしても家賃がかなり高かったりして・・・その点ユーミーマンションは建築の段階からコストを抑えていますから、当然家賃も安くできるのです。

同程度の家賃であれば、木造アパートより鉄筋コンクリート造のマンションを選びますよね?そのような条件もあり、ユーミーマンションの平均入居率は、全国で96%とすばらしい数字を誇っています。更に当社が手掛けた物件は、平成22年4月現在では入居率98%となっておりお客様にも大変喜んで頂いております。

ユーミーマンション事業を導入したおかげで、コストを抑えるノウハウが会社に残りました。そして何より良かったのは、地元にオーナーさんが数多く出来たという事です。当社でマンションを建築して頂いたオーナーさんが新しいお客様を紹介して下さったり、マンションの入居者の方が当社を気にいって頂いて、住宅を新築して下さったりと、かけがえのない人との繋がりを呼んできてくれているのです。