現社長 鎌形憲一の父で、当社二代目社長にあたる<鎌形四郎>が生前に書き記した社史です。
語りべの「私」は四郎自身のことであり、文中の「親父」は、四郎の父(現社長の祖父)になります。

実はこの場所に本社を建設する前は同じ多古町内でも、本町という場所に住居兼本社を構えていました。親父が、ある工事を請負った時に赤字を出してしまって・・・その赤字整理の為に、住居兼事務所の土地と建物を売らなければならなくなったのです。

その時に土地と建物を買ってくれたのが京葉銀行さんで、その場所に京葉銀行多古支店が建てられたのです。

その後、私が社長就任してからの苦しい時期も色々と助けてくれたり、住宅を建てるお客様の融資の話にも親身になって頂くなど、お付き合いを続けさせて頂きました。

平成2年には、京葉銀行さんの富里支店を建築する事ができたのです。銀行さんの支店を任されるまでに成長したのだなと思ったら感慨も一入でした。その富里支店建築中に京葉銀行の方が「鎌形建設はよくやってるよ」と近隣の地主さんにお話ししてくれた事がきっかけで仕事に結びついたりという事もありました。

私が社長になってからは京葉銀行さん一筋です。良い人材も紹介してもらえています。

今いる民間担当の営業部長も京葉銀行さんからの紹介です。それまでは私が社長兼営業部長だったのですが(笑)、その営業部長が来てくれてからは営業の人材を積極的に採用・教育し、営業の幅が大きく広がりました。

彼の入社によってマンション事業であるユーミーマンション事業が大きく発展し、更にカナダの輸入住宅であるセルコホーム事業を導入するきっかけを見つけてくれたのです。

京葉銀行さんとの最初のきっかけは、私の住んでいた所の売買でしたが、人の紹介から事業拡大まで人と人との繋がりを築かせて頂いた事は、弊社にとってとても大きな財産です。