現社長 鎌形憲一の父で、当社二代目社長にあたる<鎌形四郎>が生前に書き記した社史です。
語りべの「私」は四郎自身のことであり、文中の「親父」は、四郎の父(現社長の祖父)になります。

その後は運が舞い込みましたね。

うちは製材所をやっていましたし、色々な大工さんが出入りしていた事もあり、同業者から造成地域の情報をもらう事が出来たんです。造成されている土地があればその上には住宅が建つ訳ですから・・・飛び込みで営業したり、つてをたどって紹介して頂いたりで徐々に仕事が増えていきました。その中で一番多くの仕事を施工させて頂いたのは、千葉県住宅供給公社さんでした。供給公社さんのお仕事をさせて頂く前に、都市公社さんで3棟の住宅を施工し、実績ができたので、供給公社さんの木造建築の入札にも参加させて頂けるようになりました。その後は順調に受注させて頂き、棟数を増やす事ができました。

茂原の緑が丘ニュータウンで企画の早い段階から営業していましたので、設計から携わらせて頂き、県内の老舗の建築業者よりも多くの棟数を完成する事ができ、千葉県では「木造の鎌形」と呼ばれるまで成長できたのです。

茂原の緑ケ丘ニュータウンを購入された方が、「非常に良い造りだ!」とほめて頂き、お客様を紹介してくださった事もあるんです。人のご縁、地元のご縁に本当に助けられました。